10月25日(火)、西条市ひうち陸上競技場で「第52回全国社会人サッカー選手権大会」の準決勝を行いました。

第1試合は「ヴィアティン三重(東海/三重)」と「鈴鹿アンリミテッドFC(東海/三重)」の「三重ダービー」。
地元でのリーグ戦や本大会予選等を含めて本年5回目の対戦となりました。
同じリーグでしのぎを削り合ってきたチーム同士とあって、序盤から両チームがゴールへの意識を前面に出した激しい展開でしたが、得点には結びつかず、0-0で前半を折り返します。
続く後半は、ヴィアティン三重が相手コートに入ってプレーする時間が比較的多くなりましたが、
61分、直接FKを獲得した鈴鹿アンリミテッドは、キッカー28番小澤司選手が直接狙って、先制します。
このゴールで流れを掴むと、68分には左サイドから上がったボールを13番堀河俊大選手が浮かせて最後は34番野口遼太選手が頭で合わせて追加点。2-0とします。
このまま試合を決めたい鈴鹿でしたが、後半残り10分になりヴィアティン三重の攻撃の厚みがさらに増します。
ヴィアティン三重は、昨日の準々決勝の得点者の13番藤牧祥吾選手や途中出場の6番坂井将吾選手のシュートで何度も鈴鹿ゴールを脅かします。
後半ロスタイムでついにビアティン三重は6番坂井選手の右足シュートで1点を返しますが逆転叶わず、試合は「三重1-2鈴鹿」で終了しました。

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第2試合は「ジョイフル本田つくばFC(関東/茨城)」と「三菱水島FC(中国/岡山)」が対戦。
ボールを支配していたつくばFCでしたが水島の堅い守りを崩せず、なかなか得点ができません。
対する三菱水島FCも、カウンターから良い攻撃の形を何度か作りますが、ゴールにはならず、この試合も前半をスコアレスで折り返します。
後半に入り、両チーム相手ゴールに攻め入るも、キーパーやディフェンス陣の活躍でなかなかゴールを割ることができません。
63分、三菱水島FCがPKを獲得します。キッカーは4番山下 聡也選手。このボールをゴール隅に流し込み、貴重な先制点を獲得します。
続く70分には右からのクロスを16番の齋藤 和磨選手がつなぎ、高瀬 翔太選手が右足で流し込んで2点目を決めると、ベンチ・観客席から大歓声が湧き起こります。
試合はこのまま終了し、「ジョイフル本田つくばFC 0-2 三菱水島FC」となりました。

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本日の結果をもちまして、鈴鹿アンリミテッドFCと三菱水島FCの今大会2位以上と「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ」の進出が決定しました。

明日(10月26日)は、3位決定戦(10:00キックオフ)と決勝戦(12:30キックオフ)を、西条市ひうち陸上競技場で行います。

準決勝 10月25日(火)

No. キックオフ チーム(H) チーム(A) 会場
【29】 11:00 ヴィアティン三重 1-2 鈴鹿アンリミテッド ひうち陸
【30】 13:30 ジョイフル本田つくば 0-2 三菱水島FC ひうち陸
  • 「No. 」はマッチナンバーを示します
  • (H)はホーム側ベンチ、(A)はアウェイ側ベンチとなります。

監督・選手コメント

鈴鹿アンリミテッドFC 小澤宏一監督

今期、5度目のヴィアティン三重戦でした。正直また試合をするのか、と言う感じと、逆に良く知る相手の為、対策のしやすさがありました。
試合前はどっちに出るか、不安はありました。
結果的には良い試合の入りをしたと思います。
しかしながら、ヴィアティンさんはリーグ戦の終わりから、攻撃がシンプルになり、好調を維持していたので、前半は互角に推移したと思います。
後半になり、相手の運動量が落ちて、ボールを保持出来たのが、FKのゴールに繋がり、また追加点も取れたと思います。
疲労もあったと思いますが、最終的に失点した課題は、選手達には明日以降、解決策を見つけて欲しいと思います。
明日、もちろん決勝で優勝はしたいが、選手には自分が試せなかったこと、今ある問題解決に取り組んで欲しいです。
最後に、全国大会で三重ダービーが出来た事、素晴らしいグラウンド、雰囲気でやらせて頂き、感謝します。明日も頑張ります。

鈴鹿アンリミテッドFC 小澤司ゲームキャプテン

今日も熱い応援ありがとうございました!
今日で4日目になり、身体もかなりきつくなってきている中での三重ダービーだったのですが、本当に強い気持ちだけが相手にまさって勝てたと思います。
個人的にはチームが辛いときにゴールを決めれたことを嬉しく思っています。
また、全国地域サッカーチャンピオンズリーグの権利も獲得できてよかったです。
リーグで不甲斐ない結果に終わってしまってたので、全社で最低限のことはできたと思います。
残すは優勝をとることなので、明日に向けてチームで準備したいと思います。本日はご声援ありがとうございました!

三菱自動車水島FC 菅 慎 監督

今日の準決勝、自分たちのサッカーである「攻守の切換えを速く」「いい守備から縦への速い攻撃」を徹底してやり抜き戦おうとチームのベクトルを合せ臨みました。
前半立ち上がりからの相手の攻撃を何とかディフェンスでき、守備のペースを掴めた事、また80分通して自分たちの強みを徹底してやり切れたこと、また4日連続のゲームで疲れもピークでしたが、集中切らさず戦えたことが勝因であると思います。
明日は、チーム創設以来はじめての決勝戦です。
あと1試合 気持ちを切らさず自分たちのサッカーをしっかりとやり抜き、てっぺん目指したいと思います。

■ 会場略称について
新居浜1G:新居浜市営サッカー場 第1グラウンド(新居浜市)
新居浜2G:新居浜市営サッカー場 第2グラウンド(新居浜市)
北条陸:北条スポーツセンター 陸上競技場(松山市)
北条球:北条スポーツセンター球技場[人工芝](松山市)
丸山陸:丸山公園陸上競技場(宇和島市)
あけぼの:あけぼのグランド[人工芝](愛南町)
ひうち陸:西条市ひうち陸上競技場(西条市)